プログラミング向いてない?と感じた人におすすめキャリア

雑記

プログラミングには適性がある

プログラミングに限らず「営業」「人事」「経理」「デザイナー」「歌手」「スポーツ」などでも適性はあります。

適性が無いというと残酷な話に聞こえるかもしれませんが、逆に言えば適性がある場所を選べば誰でも輝けるという前向きな話でもあります。

プログラミングを選ぶ理由は人それぞれ。儲かると思った。異動を命じられた。大学が情報系だった。フリーランスになりたい。作りたいものがサービスがある。

この理由に関しては適性とは直結しない話なのでなんでもいいんですが、プログラミングが向いてないと思ったら別の分野を探すのは当然です。

もちろん「どうしても作りたいサービスがある!」とか「解決したい問題があるんだ!」という場合は適性を無視して頑張ってプログラミングしてもいいと思いますが、そもそもプログラミング部分は得意な誰かに任せるという選択肢も検討してみましょう。

60%の人間はプログラミングに向いてない?

以下の記事でふたこぶラクダという名前で知られる論文が紹介されています。

60%の人間はプログラミングの素質がない

この論文の結論だけ書くと、とあるテストの結果「年齢/性別/教育レベルに関係なくプログラミングに向いている人は全体の40%」というもの。
※ちなみにこの論文はその後プログラミング適性を判断するテストとして不十分であるということで撤回されています。

さらにプログラミングに向いている人の中にも、プログラミングを楽しめる人とそうでない人に分かれるとのことでした。

ただこの実験はあくまで全体(プログラミングとは関わりのない人)の60%が向いていないという話で、すでにプログラマーの人や、すでに勉強が進んでいる人を対象とした数字ではありません。

繰り返しになりますが、60%はプログラミングに向いてないとする論文は撤回されており、参考程度にとどめておいてください。

プログラミング適性の見極め方

上記の論文では詳しい適性の見極め方には言及されていませんが「数週間プログラミングを学習すればわかる」と書かれています。

ここからは私の意見ですが、最低でも10~20時間くらいはプログラミングの勉強をしてみてどう感じたかが重要だと思います。

プログラミング適性あり
  • 楽しい
  • 不明点があったらわかるまでやりたくなる
  • そんなに難しくないと感じる
プログラミング適性無し?
  • 楽しくない
  • 不明点は投げ出したくなる
  • プログラミングは難解と感じる

ちなみに私はというと「楽しい」「不明点は投げ出したくなる」「そんなに難しくないと感じる」なので、ばっちり適性ありだとは思っていないです。

勉強の仕方

適性もわからずプログラミングスクールに入るのはリスキーなので、まずはプログラミングの入門書を1冊買って独学で勉強を始めてみましょう

初めてプログラミングを触るならPythonが割と簡単かつ実用的なのでおすすめです。近年話題に上がるAIでもよく使われるのがPythonです。

ゲーム業界に興味があるならUnrealEngineで使われているC++か、Unityで使われるC#あたり。もしくはスマホアプリでよく使われるJavaなど。ただPythonより難易度が高いです。

もしこれら入門書で独学が10~20時間も続かないようであればプログラミングに向いてない可能性が高いです。

また勉強した結果楽しくもないし、不明点にはイラつくし、難解だと感じたら他の道を探ってもいいかもしれません。

一方で「楽しい」「不明点はなんとしても解決したい」「一歩一歩やれば難しくない」と感じられたら本格的にプログラミングの学習や転職の準備を考えてもいいと思います。

適性がない人はどうしたらいい?

まずご自身の幸せを考えれば無理にプログラミングを続ける必要はないと思います。適性が無いと苦しいですし、そもそも待遇も良くなりません

ただプログラマーとエンジニアは似て非なるもので、プログラマーとしてはしんどいけどエンジニアとしてはやっていける可能性も十分あります。

家を作ることに例えると

プログラマー
  • 鉄骨組む
  • くぎを打つ
  • 部品を組み立てる
エンジニア
  • お客さんから希望を聞く
  • 設計する
  • 納品してアフターフォロー

かなりざっくりですが、実際の業務内容はこのように異なります。もちろんエンジニアもプログラミングの知識は必要ですが、バリバリ自分でコードを書ける必要はありません。

エンジニアはお客さんとのコミュニケーションやプロジェクトの全体管理などを担当するので「高いコミュニケーション力+そこそこのプログラミング知識」があればエンジニアとしてやっていけたりします

とはいえプログラマーやエンジニアにこだわる必要はなく、IT業界にもいろいろな職種があるので紹介していきます。

IT業界に入るための職種8選

体がしんどいのでデスクワークしたい。リモートワークで仕事したいという方にはおすすめのIT業界。10年以上前から伸び続けている業界で、まだまだ伸びしろがあります。

IT業界で代表的な職種はエンジニアですが、それ以外にもたくさんの職種があるので、自分に向いている職種チャンスのある職種はどれか、一度照らし合わせてみていただければと思います。

セールス(営業)

IT業界のセールスはリモートでの商談がかなり増えました。コミュニケーション力があれば他に具体的なスキルは必要ありません。

以前は電車を乗り継ぎ客先を渡り歩くThe営業という感じでしたが、コロナのおかげでzoom商談が増えかなり楽になった印象があります。20代でコミュニケーション力があれば普通に入れると思います。30代でも営業経験があれば普通に入れます。

Webデザイナー

ITで手に職付けるといったらデザインかプログラミングです。画像などをいじってみて楽しいと思えたらデザイナーの適性があるかもしれません。ただ転職するなら自分の制作物(ポートフォリオ)が必須です。

またWEBデザインだけでキャリアアップは難しい面もあるので、マーケティングや動画編集など+αで学べると強いと思います。

カスタマーサポート(CS)

IT業界に限らずカスタマーサポートはあります。最近はCSもリモートで働くケースが増えていますが、電話サポートの場合は自宅環境だと厳しい場合もあります。接客経験があるならチャンスがあります。

また法人向けのCSは正社員雇用も多いですが、個人向けCSは派遣や契約での雇用が増えます。キャリアアップしたいなら自主的にもっと良いCSを提供するための提案等をしていきましょう。

マーケッター

マーケッターというとかなり範囲が広いですが、主にWeb広告関連を担当することが多いです。ただWeb広告の運用は専門的な領域なので、未経験での採用はあまり聞きません。

ただ広告代理店出身であったり、広告代理店とやりとりをしていた人ならチャンスがあります。

自社のSNS運用

企業アカウントの運用経験が必要とされるケースもありますが、そうではない場合もあります。TikTokやTwitterのフォロワー数に自信がある人、戦略を語れる人はチャンスがあります。

ただSNS運用だけやるポジションはあまりないので、他の業務も頑張りますという姿勢が大切です。

動画編集

正社員雇用ではなくフリーランスとして制作を請け負うことも多いですが、+αでスキルがあれば正社員雇用の可能性も高まります。また動画編集のスクールや教材は豊富です。

特に動画を作るだけのスキルよりも、顧客と折衝した上で動画を作れると特に喜ばれます。

3Dデザイナー

ゲームや映像制作で使われる3Dデザインを専門とするデザイナーです。モデリング、アニメーション、エフェクト等でさらに分かれますが、意外とスクール等が充実しています。

近年はVTuberによる需要が高まっているほか、若干IT業界とは違いますが、建築業界でも3Dモデルはよく使われます。

バックオフィス関連

人事・経理・法務・広報・総務等のIT業界に限らないバックオフィス系業務です。募集も多くはなく未経験OKも少ないですが、過去経験があり募集タイミングと合致していればチャンスがあります。

扱う情報の関係でリモートできない業務もありますが、IT業界ではリモートが進んでいるところも多いです。

向き不向きを大切に

IT業界の職種を紹介してきましたが、プログラミングに限らずどの職種でも向き不向きは大切です。スキルが必要な職種はまず独学してみて楽しめるかどうかで判断してもいいと思います。

他の職種は今までの自分の人生を振り返り楽しかった瞬間ややりがいを感じた瞬間と、その職種が重なる部分があるかなど一度人生の棚卸をしておきましょう。

色々考えたり経験した結果、そもそもデスクワークの多いIT業界は自分には不向きという結論になるかもしれません。

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