結論から言うと30代で転職保証できるのはテックキャンプとテックアカデミーの2つのみ。
ただ転職保証にこだわるより、スパルタ系のプログラミングスクールを卒業し圧倒的な「スキル」と「自走力」を身に付けて20代を圧倒しに行く方が現実的な戦略です。
30代で未経験からエンジニア転職をするなら、20代と同じような勉強量では不利。人より勉強をして差をつける意識が大切です。
差がないと転職できたとしても20代の同期よりも悪い待遇になる可能性があります。
30代で転職保証可能な2つのプログラミングスクール
料金 | 期間 | 転職保証 | 補足 | |
---|---|---|---|---|
テックキャンプ | 657,800~ 877,800円 | 約600時間 約3~6カ月 | 40歳未満 | 給付金利用可 |
テックアカデミー | 547,800円 | 約300時間 約4カ月 | 33歳未満 | 給付金利用可 |
30代で転職保証が利用できるのはテックキャンプとテックアカデミーの2つで、テックアカデミーに関しては32歳までとなっています。
転職保証がないと転職が難しいわけでは全くないので、転職保証に強くこだわる必要はないですが33~39歳で転職保証を利用したい場合はテックキャンプ一択となります。
またどちらも給付金を利用できるので、雇用保険の被保険者期間が2年以上あれば給付金の対象となる可能性があります。

個人の所感ですがテックアカデミーが
30代未経験に対して300時間しか勉強させないのは
ちょっと甘いかなという気がしています。
これでは20代で500時間勉強してきた人に勝てません。
ただ仮に転職保証を利用できなくとも、30代以上の転職実績が多いのは間違いありません。2つのスクールを紹介した後、30代の転職に強いスクールも紹介するので是非そちらも見てみてください。
1.テックキャンプ

料金:657,800~877,800円
給付金利用可能で、40歳未満で転職保証制度を利用できる大手プログラミングスクール。
30歳未満でしか転職保証を使えないスクールがほとんどなので、30代で転職保証制度を利用したい人はこの時点でテックキャンプ一択となります。
600時間のカリキュラムを2.5カ月で終えるか、半年で終えるかを選択可能で、離職して2.5カ月のド短期でこなすことができるのも特徴的です。
とにかく転職サポートが強力なので、カリキュラムをしっかりこなせが30代でも転職できる可能性は高いです。
2.テックアカデミー

料金:547,800円
給付金利用可能で、32歳まで転職保証制度を利用できるプログラミングスクール。
30-32歳でも転職保証ができる貴重なスクールではあるんですが、カリキュラムが300時間のみというのが個人的にはかなり引っ掛かります。
未経験からのエンジニア転職市場では当然20代と戦うことになるわけで、500時間勉強した20代と300時間勉強した30代では、明らかに前者の方が強いです。
30代でも転職保証可能ということなので一応紹介はしていますが、正直あまりお勧めしません。
30代でも転職実績が多いプログラミングスクール
料金 | 期間 | 補足 | |
---|---|---|---|
ランテック | 440,000円 | 約1000時間 約9カ月 | |
フィヨルドブートキャンプ | 29,800円/月 計:357,600円 | 約1000時間 約12カ月 | 契約期間の 縛り無し |
DIVE INTO CODE | 647,800円 | 約750時間 約4or10カ月 | 給付金利用可 |
ポテパンキャンプ | 440,000円 | 約400時間 約5カ月 |
おすすめの理由は公式ページやブログ上で30代以上の卒業生インタビューが多数あったことと、スパルタ系のスクールなので他スクールよりエンジニアとしての力が付きやすいためです。
4スクールとも共通しているのは「質問したら答えを教えてくれる優しいスクールではない」という点。
この方針によって「自分で調べて何とかする力」つまり「自走力」が鍛えられるので、採用企業からの評価が高いというメリットがあります。

30代以上の方が転職市場で20代と戦うには、
「自走力」と「スキル」でねじ伏せるしかありません!
その代わり難易度が高く、挫折率は高くなります。
ただ厳しいことを言うようですがスクールで挫折するようであれば、そもそも実戦の方が当然難易度が高いので、エンジニア適性がなかっただけとも言い換えることができます。
一方でこれらのスクールのカリキュラムを踏破できれば、エンジニア適性があるともいえるので、30代で転職を目指す方はこのようなスパルタスクールを選択されることを強くおすすめします。

実際これらのスクールは企業の採用担当からの評価も高いです。
20代であれば強力なサポートに支えられて温室で育ったエンジニアでも転職できますが、30代は野草のごとく強いエンジニアを目指しましょう。
1.ランテック

料金:437,800円
勉強時間1000時間と言わずと知れたスパルタスクール。エンジニアのスキルや考え方がトップクラスに身に付くスクールで、採用企業からの評判が良いのが特徴。
「質問されても答えは教えない方針」で、とにかく自分で調べて何とかする力が身に付きます。
他スクールに比べ挫折率は高いことが予想されるものの、カリキュラムを卒業できれば良い待遇で転職できる可能性は高いです。

個人的には30代なら覚悟決めてランテックでしごかれることをおすすめします!
2.フィヨルドブートキャンプ

月額:29,800円
カリキュラム卒業までの勉強時間は約1000時間と、かなりスパルタ寄りの月額制スクール。
「プログラミングが楽しくなければ無理にやる必要はない」というスタンスで、講師陣がプログラミングを愛しているのが特徴的。
講師は技術本を出版するレベルのトップレベルのエンジニアで、本気でプログラミングをしたいならおすすめのスクール。
特に「プログラミング楽しい」と思えたら特にフィヨルドブートキャンプは合うと思います。
3.DIVE INTO CODE

料金:647,800円
給付金利用可能でカリキュラム750時間のスパルタスクール。スパルタ系で給付金利用可能なのはDIVE INTO CODEのみ。
ただ平日昼間も学習するコースしかなく、働きながら学習できないのがネック(致命的)。すでに離職や休職しているなら有りですが、30代で勉強のために離職するのは若干リスキー。
その分750時間カリキュラムを4カ月で詰め込むので、短期集中で学びたい人にとってはいい環境とも言えます。
4.ポテパンキャンプ

料金:440,000円
カリキュラム400時間とスパルタ系では短めのスクール。
「自分で調べて何とかする力」が身に付くので、ポテパンも採用企業からの評判が高く、ランテックと比較されることが多いです。
カリキュラムは短いものの現役エンジニアによるコードレビューを多く受けられ、「動けばいいコード」ではなく「他人にも読みやすく、保守管理がしやすい」実戦的なコードを書けるようになります。

個人的には30代で400時間カリキュラムは若干不安があります。